あとがき
「何が世界を作るのか」「何が世界を変えるのか」「誰が世界を変えるのか」恩田陸 小説以外より抜粋
終わりである
これで自分の書く再生する世界はおしまいである
後半では力尽きた。
伏線は張るのは一行でも片付けるのにはうん十倍にまで膨れ上がる
調子に乗って伏線を張っていたらその収集におわれて終わらないかとさえ思った
しかもその挙句にラストでは投げっぱなし。いや本当にすみません
初めこの話をじおん残党氏より持ちかけられたとき一つたくらみがあった
「書いていけば銃に強くなるかもしれない!」
自分は中世ファンタジーの武器は最低限わかっていても、近代以降となるとさっぱりだったので「こりゃいいや」と思っていた
甘かった。どんな事でも努力なしでは実らない。結局最後まで銃器には良く分からないまま終わってしまった
このことでは武器に関してアドバイス頂いたほうぼうの方々に深く感謝とお詫びを申し上げたい
書いていた当時「美味しんぼ」を読んでいたせいで主人公をグルメに設定した
そのせいかやたらと飲み食いしているシーンが多い。一話に一回必ず食事の場面が入る
最後の方ではもう意地になっていたのを認めるが、それ以外は本当にストーリー上必要だから入った。
最後なので没になった設定でも語る
一話に登場していたハッカーのフローレンスはれっきとしたレギュラーキャラでかなり細かく設定していた
若い引きこもりの女性で乙女趣味、情報処理に関しては大した腕という設定だったが、ストーリー上名前だけの登場となる。
実は冬華よりもキャラとしては古いのだが、出れないものはしょうがない。
また。作中ではタロットタロットとうるさい、冬華よりも実生活では付き合いたくない性格の占い師フォーチュンは本物の霊能力者という設定があった。
これに関しては書くか相当後にまで悩んだが結局没にした。やはりSFの世界に超能力や魔法が登場するのは(しかも伏線もなしにでは)ちょっと反則である。
最もそう強力なものではなく、せいぜいが棒倒しの道案内程度の軽いものを考えていた。でもそれだと出なくても普通に進めるので削除
一話で死んだアセスが敵になって再登場というのもあった。やはり機会もないし必要もないのでなかったことにした。冬華の嘆きも相当浅いし一話きりの不憫なキャラである。きっと冬華はアセスが嫌いだったに違いない
しかしその危ない性格はパワーアップしてオースターンに引き継がれていなくもない。勿論それでも彼が不憫なキャラである事は間違いないが
全の扱いもかなり変わった。初めは人当たりのいい謎のアルバイターだったのだが、書いていくうちにそのポジションにほかならぬ自分が飽きた。
結果一番の常識人に。竹屋はもっとすごい、単にバイオテクノロジー講義のために出したのにここまで登場するとは思わなかった。最も相当不幸に陥れたので本人としてはけして喜んでいないだろう。悪いとは思うが訂正しない
祝辞
話を持ちかけ、最初から最後まで温かく見守っていてくれたじおん残党氏。すみません、再生どころか世界を破壊してばっかりでした
掲示板で銃について指摘してくださった天秤座の童虎氏
いつも一番に読んでくれて、素晴らしい冬華やフォーチュンのイラストを描いてくれた相方に
今まで読んでくれた方々に
ありがとうございました
平成18年1月3日 16:29