あとがき
これは平成16年3月から11月にかけて書いた。遅くなった。
脳内スケジュールでは今年の春にできるはずだったのにいまや冬間近。何てことだ。
実はこの続きの話(おそらく2話)とまとめて1つにする予定だったがずるずると長くなってしまった。Wordが150KBをこえた時は「しょうがないなあ自分」と笑っていたが、200KBをこえてからだんだん笑うどころではなくなり250KBを越えた辺りから途中でくぎることを余儀なくされた。いくらなんでも長すぎた。
よって話がおかしなところで終わっているのもたいして進展がないのも全て自分が悪い。
今まで完璧なちょい役だったフォーチュンと全が大活躍。
フォーチュンはもともと活躍させるつもりだったが全はそうでもなかったので自分でも意外。最も全にかくし芸の設定はしていないのでへたれポジションはまぬがれない。
もう1人のへたれ竹屋優慈の再登場は自分としてはもっと意外。特に活躍をしていないが登場自身全く考えていなかったのでいるだけで奇跡的だと思う。不幸だがかなりおいしい位置にいるキャラだ。
いずれにしろ、冬華自身がかなり強いこと、全員民間人であることを考えると彼ら男3人は冬華より強くなれない。腕力や銃器だけが強さではないにしろそれを思うと少々複雑な同情心を抱いてしまう。所詮脇役、主人公にはかなわないものとあきらめてもらおう。
フォーチュンの本名やっと登場。
名前はイニャス・ノチェス。自分がつけた名前ではなく別件で友人に「なにかいい名前ありませんかね」と聞いたら返ってきた。結局その名前は使わなかったがノチェス(スペイン語で夜という意味)が気に入ったので今回リサイクル。せっかく本名が判明したのにたぶん今後もずっとフォーチュンで通す。
ちなみに全の名前万象全は森羅万象と全てという意味の全から採用。すごい名前である。ちなみに万象という姓が本当にあるかは未調査のため不明。たぶんないと思う。
生まれてこの方愛想と無縁で人懐っこかったことがかつてない自分は接客業に多大なる期待と尊敬を持っている。よくも初めて会う人に愛想良く微笑み和やかに会話できるものだ。自分には不可能だ。何が言いたいのかというと作中でフォーチュンと全が接客業だ対人用スマイルだと持ち上げられているのはそのためである。