三つ首白鳥亭

−再生する世界−

愚者は塔で踊る

あとがき

これは平成15年10月に書き上げた、初めての近未来物だ。
近未来ものは今まで書いた事がなかったので、どのようにすればいいのか、初めのうちは大変だった。
特に銃器などは残党さんにメールで色々教えていただいて、何とか書き上げたしだい。感謝。
作中で存在している銃器は全てでたらめ、大江がその場で簡単に作った。メーカーもオリジナル。マニアに人気の、弱小メーカーという裏設定で。

後半は勢いに呑まれ、尻つぼみになったという印象が自分でもする。
もともと脱出の所は省略する予定だったが、ここも書いたほうがよかったかなと思う。
今後の主人公たちは、せっかく他の作者様の小説と繋がっているのだから、そっちへ行ってこれと同じように美食したり、仲良しになったり、銃振り回したりしようとも思っている。

これ以降は、分かってくれる人だけ分かってくれればいいという姿勢で。
もともと近未来とはなじみがなかったため、キャラクタを作るのが大変だった。そこでサークルで大流行にして唯一知っている近未来TRPGトーキョーNOVAのシステムでキャラクターを制作。大いに役に立った。
冬華はカブトワリ・カブキ・フェイト。アセス(後述)とはカブトワリの住み分けとして冬華は重武器、アセスは軽武器のつもりで書いている。これはわたしの持論「重火器は大きければ大きいほど良い」から。銃整備という意味でカブキの代わりにタタラでもよかったと思うが、主人公ゆえの自由な発想と幸運からカブキにした。フォーチュンはミストレス・マヤカシ・フェイト。このフェイトは注意力という意味で取ったのであって、本音を言えばそれ以外にフォーチュンにふさわしいスタイルがなかったから消去法で取った。マヤカシゆえの魔法を今後出すかどうかは未定。アセスはカゲ・レッガー・カブトワリ。モデルは友人のとあるTRPGキャラから(否トーキョーNOVA)。なお本人には未許可。ひどい奴である、自分。