三つ首白鳥亭

−カーリキリト−

赤い山脈

あとがき

これは平成12年の11月から14年の4月にかけて書いた作品である。
初めに中央部分を書き、前後を後で付け足した。

長い。読むのも大変かもしれないが、書く方はもっと大変。
紙の分量からして約39ページ分。しかも打ち込みに当たって相当改善した。
ついでに言うと、自分ではこれは非常に恥ずかしい。どこが恥ずかしいのか説明しにくいが、とにかく恥ずかしい。きょんたに見せたら「どこが恥ずかしいのか分からない」といわれたので他の人からすればそう大した事でもないのだろう。

今回フォールストが再登場。その分イーザーの影が非常に薄い。これ以降目立たなくなる事がない事を自分の事ながら祈る。

今回登場した黒翼族について。
白い羽の比翼族はカーリキリト2にほんの少し登場している。白い羽という設定がなぜか嫌だったので、ひねて魔法の力がないと飛べない黒い羽、と言う設定にした。それでも独創的とはいえないが。
体格は極端に小柄(作中に登場するミサスの身長は136センチ)。体重も骨の問題で身長の割に極端に少ない。羽と同じように目も髪も黒い。種族独自の魔法を使いこなす。羽は小さく、「飛行」の魔法を使用しないと滑空程度にしか使えない。極めて数が少ない種族で、外の世界に出ているものも少ない。現在カーリキリトで自分の部族以外に生きる黒翼族はミサスを含めて3人程度。
ちなみにミサスのあの性格は個人の問題で、けしてそういう種族だからではない。