三つ首白鳥亭

−カーリキリト−

皇位継承者と護衛の竜/犠牲を払わずに戦うつもりはない

あとがき

平成20年1月12日から平成20年3月8日にかけて書き、平成23年1月10日から平成23年2月23日にかけて入力した

牢屋に入れられても今後を考える秋人
精神的にも強くなったものだ。普通の高校生なら泣く
ちょっとうんざりしている気もなくもない
「捕まったことなら何回もある」なのだから

長女サーラ皇女に仕えるシッコクと三男ルーサーに使えるクロ
2人とも兄妹仲はとてもいい
当初の設定ではサーラとクロしかいなかったため、クロがサーラに仕えていた
人数が増えてどうすべきかを考えて、現在のような形になった
同性同士、年が離れたもの同士のコンビでもよかったかもなと今でも少し思う

エアーム兄弟について
本当は武術も人徳も知恵も、もちろん血筋だって一流の人たちなのに
どう間違ったのか「お騒がせ兄弟」として秋人たちに認識されてしまった
登場していない長男ヒューゴと次女ミラーも、皇帝陛下その人も秋人救出に絡めて登場させようか相当迷った
特にミラーはキャラそのものはできている上、アルと友人になってどうこう、まで結構考えていた
ちなみに自分が一番えこひいきしているのは三男ルーサーである

「アキト起きて、でないと引っかくわよ」
自分が飼い猫に毎夜毎夜実力行使でたたき起こされていることとは関係がない
彼らしゃべらないから暴力でしか起こせないんだよね。キャロルは文化的である

「また城が焼け落ちたのか?」
すまぬ、自分が炎上とか崩壊とか大きなものを壊すのが大好きな性分で

高位の魔法
精霊術の風化は瞬間移動と似たり寄ったりの高位の魔法である
普通の魔法使いが出てこないのでいまいち表現できないが

サーラ皇女は、設計段階ではクロと同じように味方キャラクターだった
いつの間にか善意(完全にではないが)で秋人たちの行く手を阻むことに
ザリが保護者としての役割をいつの間にか半分失ったことと同じように、
自分は庇護者というのが苦手なのかもしれない

アル、アット、シェシェイについて
アルは自分の古参キャラクター、しかも主人公キャラなので非常に思い入れがあった
公平に見てアルには嫌われる要素が割りとあることも分かっているので、
贔屓の押し倒しにならないように非常に気を使った
出番が多い割に仲間にならないのはそのため。絶対に秋人の立ち居地を食べてしまうことになるだろうし
一時期イーザーと敵対することになったのはなりゆきで。ちょうどいいところにいたので
逆にシェシェイは全編通してなりゆきでの登場だった
「出す気がなかったけど、アルだけだと寂しいし肩にも乗せるか」そんなのばっかり
シェシェイ本人の心情は外伝でも語ったら面白いかもしれない
アット? とっても便利に使いました。すごく不幸にしてしまったね