三つ首白鳥亭

−カーリキリト−

灰の降る街で

あとがき

これは平成17年12月4日から平成18年2月27日にかけて書き、平成21年5月4日から平成22年1月12日にかけて入力した。

外伝であり秋人は登場しない。響の友人ギリスが主人公の話である
ギリスは元々秋人の仲間として考えていた。それこそ秋人やイーザーよりも先に、初期からの面子としてだ
その時は暗い設定もなく、旅の召喚術士だったが没。その後自分でも想定外の復活
カーリキリトで一番名前に苦労した。「3文字で、歯切れがよく、元気のいい名前」
その条件を満たすために何日も七転八倒した。考えて考え抜いたあげく「ギリス・ブロシア」と命名
「ギリス・ブロシア」は別のキャラクター(カーリキリト未登場)の名前で男名だったが、
女の子でも通用する気がしたので採用。旧ギリスは単純明快、まっすぐな男の子だが
女の子のギリスはそうはならなかった。無理もない。この設定でまっすぐになれる訳がない
設定も不幸の上、今回でもまるでろくなことにならない
最古キャラクターなのにひどい目に会って、かわいそうに
肩までの髪に緑色の法衣、小柄な女の子。秋人の仲間として考えていた時にはトカゲを使い魔召喚獣の「グリーグ」として肩に乗せていた

ラケル・グリスター
今回初登場ではない
18話で秋人たちとニアミス。空を飛んで行こうかどうかの話になった
さらに21話で根っこの一族の祭りに背景演出。色々登場している
さらにマドリームで「魔道士たちをかえるに変身させた」宮廷魔道士その人でもある
マドリーム王族の血さえ引く高貴な出自で、若くして宮廷魔道士にまでのし上がるものの
ラスティアの陰謀協力に反対。宮廷内で11人魔道士と大喧嘩、かえるに変える暴挙を果す
さらに王そのものまでぶっちぎりろうかと思いさえしたが、周囲の命がけの静止に断念、そのまま国を飛び出る
現在放浪の魔道士
飄々とした性格。魔道士としての実力は正統派かつ年のわりにはかなりのもの
もともとはゲームで使用したキャラクター。生命の秘薬を手に目的なくさまよう女魔道士「グレイス」というキャラだった
今回採用するに当たり「ラケル」と軽く舌触りのよい名前に変更したら性格まで軽くなった
あくまでも脇役なので重い性格になっては困るところだが、元の暗い性格はいずこへ
自分で製作したキャラながら謎である。キャラクター名は自分が思っている以上にキャラを左右しているようだ
シュウを少年呼ばわり。シュウはアキトとは違いかなり大人びている外見なのだが
ちなみに34話で登場した竜人イクオンジュルトと名無しのノームも再登場。

小ねたというか、なんと言うか
ラスティアは響さんが秋人を覚えていなかったらどうしたのだろう?
1年前の、大して話したこともない後輩である。秋人はとくに特徴がない普通の男子高校生である。忘れていても仕方ない
あの場面で「大谷秋人? だれ?」と言っても響さんは責められない

髪切りについて
もともととある漫画での髪を切るイベントが元ねた
秋人たちの本家でも髪の毛談義を行っていた。意外と万能イベントねたである