三つ首白鳥亭

−カーリキリト−

道しるべ

あとがき

これは平成16年5月から7月にかけて書き、平成18年4月から6月にかけて入力した

ごめんね。ウィロウ。
この展開ははじめからずっと考えていたものだったが、いざ執筆してみると相方にすごく怒られた。
うん、まぁ、気持ちはわかる。でもやめない。

根かじりの一族について
元はホビットの村という設定だった。後でホビットという種族に著作権があるらしいというのを知った(どおりでこんなに有名な種族なのに色々な作品での登場の機会が少ないわけだ)ので大急ぎで変更。
キャロルが街のねずみだったら彼らは田舎のねずみ。街ねずみが灰色のイメージがあるのに比べ、彼らは茶色のイメージがある。地下道の一族とくらべまっとうで理解しやすい生活を営んでいる。……というか、街ねずみのほうが忍者のような特殊な生活なのだと思う。

キャロルの歌について
相方に「歌えるの?」とつっこまれた
失礼な、といいたいところだが一言では言いきれない事情がいくつかあるので語る
相方は「キャロルは楽師と一緒に歌えるの?」という意味で聞いたのだと思う。
歌えるかというと、もちろんキャロルは歌える。意味は作中で述べた通り。
で。実を言うとカーリキリト住民の中には歌えない人が少なからずいる。
これは「専門家としてお金を取れる」レベルではなく、歌そのものの存在を知らないレベルだ。
カーリキリトでは読み書きそろばん等初級教育は水竜神殿が力を入れて取り組んでいるが、
あいにくその中に歌唱を含む芸術科目は含まれていないので、下手をすれば生涯一度も歌ったことのない人だって存在しかねない。
さて、我らが一行はキャロルと秋人以外全滅かというと、実はイーザーとミサスが歌唱で結構いい線が行くはずだ。
2人は魔法使いであるし、魔法の言葉と歌唱は韻等にているところが多いので、歌おうと思えば歌える(あくまでも思えばだが。思いそうにないのが残念なところだ)。
そして秋人はというと。音楽の成績は平均点をこえているが実技は大の苦手。たのまれても歌わないだろう。

樹竜リンネについて
リンネ。
入力中気がついたが分類学の父、偉大なる生物学者のリンネと同名である。
別にそんなつもりではなく、もちろん輪廻転生のリンネから取ったのでもない。
適度に短く、やわらかい印象のある名前をと思いいい加減に考えたものだ。これだから。

ミサスについて
本気で秋人と一緒に転ばせようかと考えたが、真面目な場面なので却下した。
ミサスが秋人にのしかかられて転ぶと「ぽき」「ぐき」「こき」の類の不吉な音が聞こえてしまいそうなのである。
今後のストーリーでがんばってもらう予定なのにそれは困る。
そしてキャラ設定した自分が断じるが、ミサスはその手の音が高確率でしてしまうのであった。