あとがき
これは平成15年ごろグループCPUというゲームサークルで行った「TRPGソードワールドオープンセッション」に実際に参加して、その一部の風景を小説化したものである
主人公の「フィナーゼ・トリス」が自分が使用していたキャラ。そのほか個性豊かな仲間たちが集まって楽しかった
その後ゲームには参加しなくなって、HPのコンテンツからも取り除いたのだが、今回ふと思い再び載せた
読んでみると大変懐かしく、それでいて恥ずかしかった
以下は書いた当時のあとがきとなる
10ヶ月にもわたったソードワールドオープンキャンペンが12月に終了につき、それを基にしたフィナーゼの手記もこれで終了する。
思えば、冒険中の光景をグループCPUのアンケート用紙の裏につれづれと書いていたのを始まりとして、HPを作るときにTRPGの所に今まで書いていた物の写しを載せた。それからSWOCはだんだん大規模になってきたり、HPになりきりチャットを作ってみたりと、当時では想像もしていなかったことが起きて今に至る。またなりきりBBS上でもレヴィの色恋沙汰に他人事としてみていたらいつの間にか当事者になっていたり、女装大会の主催者になってみたりと色々やってみた。
唯一のその時の予想通り、だんだん小説が1ページで終わらなくなったのはご愛嬌で。ラストぐらいは長くなっても仕方がないとは思っていたが、これでは2ページ小説だ。
自分のPC、フィナーゼ・トリスの基本概念は「平凡な人間が英雄を目指す」だ。
フィナーゼは能力値こそ非凡(どころか、かなり人間外)だが、かっこいいセリフも言えない、過去や出自も複雑でもなければ悲劇的でもない、派手なこともできなければ、知将にもなれない。普通の考え方をして普通に振舞う、あくまでも平凡で普通の、身不相当の夢を持ってがんばる、そういう人物だ。そういう人物がいかにして実力をつけ、事件を解決して英雄と呼ばれるにふさわしい人物へ成長していくかを演じてみたかった。
ただご存知のように、そういうことは意図しないうちに変わっていくもので、どうも性格が暴力的と呼ばれているようになってしまった。チャットでのふざけが過ぎたか……と思いきや、レヴィPLと話していたら、以前からそういう傾向があったことが発覚。きっとそういう星の巡りなのだろう。
それからもう1つ、ゲーム上でのダイス運の良さも活躍や噂に1役かっているかもしれない。大江のダイス目は自慢するわけではないが割りと良い。どうでもいい所で6ゾロを振ったり、戦闘中ライトニングをクリティカルで何回も回してみたりと、設定に似合わない派手なことをしていたが、これはどうしようもない。ちなみになぜか魔法抵抗などには極端に弱く、しょっちゅう1ゾロを振ったり抵抗に失敗していた。これは魔法が弱い攻撃魔法しか飛んでこない前半は良かったが、後半になると気絶したり敵前逃亡したりと大変な目にあった。
最後に御礼を。(敬称略)
一緒に冒険に出たり、BBS上で会話をしたりしたPCの皆様、(順番適当)
シェフィールド、チップ・ザナック(PLの方がお世話になってます)、カルディナ、クロノスMX、アスラル、ロマン派剣士レヴィ(PC、PLともにお世話になりました)、ラール・ウィルス・レン(フィナーゼと正反対なその立場に涙を隠せません)、シェル、ケイン、ザージ、オッペンハイマー(いつもHPをうかがっています)、ライアン・クルーガー、ジヴェル・フィンデル(その言動は小説に書かせてもらいました。多謝)、レムル・アシャフォード、ジャネット・B(私が出会った中で、唯一尊敬できる神官さんです)、アバウト、ピッツ、マイケル・ハリス、レオナルド、フロック、ティア・ティル、クロトー・アンダーバンガー、エフトシュタインツェルト(エフト、その香ばしい言動は大変面白ろうございました)、レニー、リップ・ヴァン・ヴィー、ダモン・アモン、トランス・ハオ(いつも物を投げてごめん)、ヒュール、エイジス(その知的なプレイにはいつも尊敬しています)、ジョージ・グレイウルフ(立場が格好よかったです)、プリシピルナ(プリシィ)、スタイル派盗賊アッシュ・ガーネット、ファインベル・ルビーアダマス。
GMをしてくださったかめちGM、松本GM。
このソードワールドオープンキャンペーンを企画してくださったグループCPUスタッフ一同。
大江がかけらも考えていなかったフィナーゼの外見を書いてくれた相方のきょんた。君のおかげでフィナーゼの姿形が決まったよ。可愛く描いてくれてありがとう。
今まで付き合ってきたフィナーゼ・トリスに。
そして、ここのHPを見てくださった方々に。
どうもありがとうございました。